6世紀からの上道国の運命
上道国は、479年の稚媛、星川王子の変(雄略23年)以後、山辺を朝廷に召し上げられ、勢力が衰退した。 山辺の地域は、星川王子が、支配していた大和の山辺のみならず、上道氏の支配していた、岡山県赤坂郡、和気郡、磐梨郡以北すべてを朝廷に取り上げられたのではではないか。 その結果、上道氏は、わずかな、領国に減じられ、南に押し込められた。 豊かな地域と豊かな資源は、物部氏その他の豪族に支配された。 上道氏は、岡山市古都地区に本拠を移し、その地域を、上道郡といい、現在の岡山市西大寺周辺、岡山市上道地区である。 その地から、日本国内では、珍しい中国西域で作られたガラス製の首飾りが発見された。 |