宇喜多氏のお墓(宇喜多直家公墓といわれている)

   岡山市磨屋町  岡山寺



岡山市中心部に金光山岡山寺がある。

岡山は、岡山城築城400年であるが、
岡山寺は、天平勝宝元年(749)、報恩大師が建立した備前四十八カ寺の一つ。現在は天台宗の寺院.


つまり、平安時代から続く寺の1つである。

もともと、岡山城の辺りにあったものが、数回の移転の後、現在地に移った。

そして、江戸時代の慶安5年(1652)に、岡山寺と光珍寺に分離した。


 光珍寺は、現在も宇喜多氏の菩提寺として有名。

昭和20年の終戦までの、古い寺の配置図では、分離後も、仁王門から参道は共通で、
それそれ、東側に、岡山寺、西側に 光珍寺が建っていた。

今回紹介する 宇喜多公のお墓は、ちょうどその中間地点から東側に位置していた。
昭和40年ごろ、現在の岡山寺の多くの建物が建設される前に何度かそのお墓を見ていたが、
境内の西側にひっそりと建っていた。
そのころは、宇喜多直家公のお墓といっていた。

現在は、建物の関係で、岡山寺の玄関先の一番いいところに見られる。


光珍寺には、戦争で焼けるまで、宇喜多直家公の像があったことが有名であるが、
その木像は、明治はじめ、直家公の菩提寺 石関町の平福院が廃寺になるとき、移転したものといわれる。
記録にはないが、そのとき、直家公のお墓も移転してきた可能性もある。

岡山寺の話では、この五輪塔は、1600年ごろに設置されてから、今日まで移転されていないとのことでした。




宇喜多直家公のお墓か


天正九年の文字があるはず・・・






岡山寺 本堂

所在地 〒700-0826 岡山県岡山市北区磨屋町5-5



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作成者 藤本典夫